みんなと一緒に活動に参加して欲しい…とお悩みの保護者の方はとても多いです。
一人の楽しみだけでなく、みんなと一緒の中で感じる楽しさも知って欲しいと思うお気持ち、よく理解できます。
では、子どもが集団活動へ参加するまでにはどのような関わりが良いのでしょうか。
集団に入るためには、集団から…というのは意外な落とし穴です。
集団活動にはいろいろなスキルが求められます。
①相手への関心
②状況の理解
③順番、じゃんけん、おにごっこなどルールの理解。
④切り替え
⑤相手の行動や言動の意味の理解。
⑥活動の空気感を汲み取る力。
⑦相手に伝わるように話す力。
⑧自分の感じていることを適切な場面と表現で出す力。
⑨思いどおりにならないことへの理解
⑩問題解決力
このように書き出すと、集団活動に必要なポイント、それも認知ベースのスキルが多くあることに気付きます。
集団活動への参加は上記のスキルがある程度整ったタイミングで始めるのが成功への近道です。
そして大切なことは、特に支援が必要なお子様へのこれらのスキルアップは、まずは大人との失敗の無いやり取りを積み重ねていくことが大切です。大人とのやりとりは子どもにとって分かりやすく、「こうすれば、こうなる」の成功体験を多く得ることが出来ます。
まずは身近な大人と基本的な信頼関係を築き、自分以外の人からの働きかけを快いものとして受け止めること。その後、1対1での関わりの心地よさを感じているからこそ、他者へ安心感を持って小集団へ入ることができ、やがては集団へと関わりを広げていくことができます。スカフォルズではここの土台づくりを大切にしています。
子ども同士の関わり中で集団活動の失敗経験を積むより、
集団に入るための入り口として、大人との安心できる関わりから考えられてはいかがでしょうか。
お子様の発達に関する事で気になることやご相談などありましたらお気軽にスカフォルズまでお電話下さい。
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