~ソーシャルスキルについて~
ソーシャルスキルには5つの基本スキルがあると言われています。
①人に希望を伝える。
自分のしたいこと、好きなことを人に伝えるスキル。
親に希望を伝えることを繰り返すことで育ちます。
②生活リズムを整える。
規則正しく、健康に活動するスキル。
③人に手伝ってもらう。
自分一人ではできないことがあるとき、人に相談して手伝ってもらうスキル。
幼いころに親を頼る経験によって育ちます。
④人と一緒に楽しむ。
興味あることや得意なことを人と一緒に楽しむスキル。
⑤人と一緒に喜ぶ。
うまくできたときなどにまわりの人と喜び合うスキル。
親に感謝されたり、笑顔で話しかけられたりすることがスキルの基礎になります。
幼い時期には、まだ社会との関わりはそれほど多くありません。
ソーシャルスキルと言っても相手は主に親や家族です。
今回はその一つ、①人に希望を伝える、についてご紹介します。
親子のやりとりの中に子どもの自分の希望をはっきりと表明できる機会を作っていきましょう。方法は簡単です。2つの選択肢を示すだけです。
「今日のおやつは、おせんべいとチョコレート、どっちがいい?」
どちらでもいいという選択肢もあります。
ただし、「苦手な野菜のどちらかを食べる」という嫌な選択肢では快い経験にはなりません。
おかし以外に「絵本とおもちゃ」やお出かけの場所なども選択肢になります。
選びやすい状況、シンプルな2つの選択肢を用意し、お子さんが、ただ好みを言えば良いという状況を日常的に繰り返すことで、人に希望を伝えるスキルが育っていきます。
いつもいつも「選択肢、選択肢」と考えると疲れてしまいますので、無理をせず、ふと気が付いたときに実践してみてください。
お子様の発達に関する事で気になることやご相談などありましたら、お気軽にスカフォルズまでお電話下さい。
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