ある日の午後、同年代のお子さま2人のグループセッションでおままごとをしました。
幼児の身近な遊びのひとつであるおままごと。
療育でおままごとを取り入れる理由をご紹介します。
①【語彙数が増え、表現やコミュニケーションが豊かになる】
おままごとでは「おかあさん役」「おとうさん役」といった役を演じたり、いっしょに遊ぶ相手との会話を通して、新しい言葉を覚えたり、相手に意思を伝えようとする機会が増えます。
そのため、会話が上達しやすくなるという効果が期待できます。
また「料理をする」「あかちゃんのお世話をする」といったジェスチャーをすることもあります。
こうして言葉以外でのコミュニケーション能力も身につきやすくなります。
②【イメージする力が育つ】
おままごとでは、こどもはまねする人やものをイメージして役になりきったり、いっしょに遊ぶ相手の気持ちを考えながら即興で会話をします。
これは、想像力を育むことに役立ちます。
③【手先が器用になる】
おままごとでは、料理や掃除などおもに家事のまねをします。
そういったまねを通して、手指を使う練習ができます。
④【社会性が身につく】
こどもはおままごとを通して「おかあさん」「おとうさん」といった大人の行動をまねして学んでいきます。
「いただきます」「ごちそうさま」等のあいさつも学びます。
「物」や「役割」を介するとお友達と関わりやすくなります。
おままごとはルールを覚え、社会性を身につける助けとなります。
⑤【楽しい遊びの中でトレーニングできる】
机にむかってするトレーニングだけでなく、こうした遊びにもお子さまの発達を促すいくつもの効果があります。遊びに失敗はありません。「こうしたい」気持ちを大切に失敗をおそれず安心して試してみることができます。
スカフォルズの支援門者は、おままごと遊びの中でも、ひとり一人のお子様の支援計画に基づいた声かけを意識的に行います。
また、お子さまによっては、トレーニングを頑張った後のご褒美として時間を設けることもあります。
これからも、遊びをうまく活用し、楽しみながらお子さまの「できた!」を支えていきたいと思っています。
お子さまの発達に関することで気になることやご相談などありましたら、お気軽にスカフォルズまでお電話ください。
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