お子さまの困った行動の背景には、感覚の問題が隠れていることが多いです。
ここでいう感覚とは、「視覚」「聴覚」「臭覚」「味覚」「触覚」の五感と、
体の内側に感じる「固有覚」「前庭覚」です。
感覚の偏りは大きく2つに分かれます。
1つは感覚が入りにくい鈍感タイプで、もう1つは感覚が入り過ぎる敏感タイプです。
触覚に偏りがある例で考えてみましょう。
鈍感な場合、ケガをしても痛がらない、何でも手でさわるなどがみられます。
敏感な場合は、ふれられることを嫌がる、粘土・泥・砂あそびを嫌がる、
歯みがき・爪切りを嫌がるなどがみられます。
感覚の偏りが見られる場合、鈍感タイプには本人の好む感化を満足するように入れ、
敏感タイプは苦手な感覚に慣らそうと無理強いをしない、必要に応じて
軽減するというのが対応の基本です。
お子様の感覚の偏りに周りの大人は気づけなかったり、どれほど不快なのかがわからず
我慢が足りない、言っても聞かないなどと気持ちの問題にされてしまうこともあります。
しかし、感覚の偏りに気づくことで、お子様が問題なのではなく、感覚の入り方が問題、
一番困っているのはお子様本人と考えることで、困った行動の理由がわかり、
対応策がわかることもあります。
お子様の発達に関することで気になることやご相談などありましたら
お気軽にスカフォルズまでお電話下さい。
Comentarios