先日、弁護士の先生をお招きして「子どもの意見表明権」の研修をうけました。
まだまだ幼くかわいらしい子ども。
経験が少なく、生きる知恵をこれから身に付けていく子ども。
子どものことを大切に思うからこそ、私たち大人は『子どものために我々大人がしっかり物事を判断し、この子にとって良い道を決めなくては』と力が入りがちです。
けれども、この考え方に「待った!」をかけてくれたのが今回の研修でした。
私たちが学んだことは次のことです。
・子どもは、大人と同じように“意思”と“人格”を持った“権利の主体”である。
・自分の意見を表明することは人の尊厳に関わる大切な“人権”である。
子どもはいつまでもの大人に守られるだけの保護の対象なのではなく、自分の意思をもった権利の主体だということです。
もちろん、子どもが意見を表明するためには、配慮や支援が必要です。
しかし私たち大人と同じ“人”であることを忘れてはならないのです。
言葉が出なくても、大人に伝えようと子どもが示してくれる態度やしぐさを見逃さないよう、一層子どもに寄り添った支援をしたいと思いなおした研修でした。
Comments