◎姿勢が保てない子
●のけぞるように、もしくは前に折れ曲がるように座っている
●「背中をまっすぐ」というと一瞬直すが、すぐに崩れてしまう
昔にくらべて座る時間が多くなったことによる筋力低下や
生活リズムが乱れたことによる集中力の低下などが考えられます。
よい姿勢をとれると心にも身体にもよい影響がでます。
◎姿勢をイメージし、支持して体験する
子どもは、「背中をまっすぐ」「よい姿勢で」「きちんと座りましょう」という言葉では、具体的にイメージできません。写真や絵で示したうえで、実際に正しい姿勢を作り、感覚的につかめるようにしましょう。
実際に、子どもの腰の上と胸のあたりを挟むようにして押し、ひざや足裏も触って確認します。
~日々の生活の中でもできる運動~
◎姿勢作りに役立つ運動編
●ハイハイや雑巾がけ
ずりばい、四つんばい、高ばいなど。頭が下がらずに前を向いて進むことが大切。
●あぐら姿勢
猫背になっていないことを意識して。
●起き上がりこぼし
体育座りで背中を丸め、寝転んでは前後にゆする。バランスを養い、体の中心を感じることができる。
日々の生活の中に、自然にはいはいを取り入れましょう。バランスを保ちながら姿勢保持の練習になります。また、あぐらや起き上がりこぼしのあそびも姿勢作りに役立ちます。
◎ボディーイメージをつかみやすくする運動
●ぶらぶら、ぐるりん体操
指、手首、ひじ、肩、股関節、ひざ、足首、首など関節を回す体操。体の部位のつながりに意識が向けられます。
●エレベーター体操
背中、股関節、ひざ、足首のほか、太ももやふくらはぎにも感覚が入り、自分の体の位置や状態の理解に役立ちます。
①背中を壁に付けた状態で、ゆっくりとしゃがむ。
②エレベーターのようにゆっくり上がったり下がったり。
③途中で止まって、空気いすのような状態でしばらくストップ!
④10数えた後に「おまけのおまけ…」で、もうひと頑張り。
自分の体に意識が向くような体操や運動も、正しい姿勢を意識させるために有効です。
う~ん、でも低緊張ぎみの子にはよい姿勢を続けることはなかなかハード。。。
スカフォルズではそんなお子様へは遊びの中に組み込み、
まずは本人が楽しんで真似ることから積み上げていきます。
お子さまの発達に関する事で気になることやご相談などありましたらお気軽にスカフォルズまでお電話ください。
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