「こんにちは!」
入室後、支援者と挨拶をし、絵カードでスケジュール確認をします。
絵カードを見ながら
「今日の課題は、4つあります。」
「4つ終わったら、レゴ??」
「そうだよ!4つ終わったらレゴで遊ぼうね。」
「やったーーー‼」
何気ない、スケジュール確認ですが、「見通しを立てる事」で子どもの心を動かし望ましい行動を引き出す事ができます。
〈例えば・・・〉
・始まりと終わりを分かりやすくするために、課題が終わる都度、課題の絵カードをケースに移して終わったことを目でみてわかるように示します。すると「苦手な課題はやりたくない・・・」という気持ちも。苦手だけど頑張れば次は楽しい事が待ってるという事が分かります。
また、やりたくて仕方がない事でも、待てるようになります。そして、自分で計画して自分で行動する力が養われます。
・1回のセッションの流れが分かる事で何をするのか、どれだけの量があるのかが分かります。
※数字や時計に興味や関心があるお子様には、時計の長針を数字で示してあげるとより分かりやすく興味が持てます。
私達は、無意識のうちに自然に見通しを立てて行動しています。
では、見通しを立てる力が弱いとどんなことが起こるでしょうか?
その前に「見通し」とはなんでしょうか?
それを簡単にご説明したいと思います。
①見通しとは?
②見通しが無い時の行動
③見通しがある時の行動
①見通しとは?
これからどんな物事が連なって起こるのかを指します。そして、それらの物事が予め推測できている状態を「見通しが立っている」といいます。
②見通しが無い時の行動
では、見通しが頭の中に無い状態で行動すると、どんなことが起こるでしょう?
・今、自分のやりたい事は、直ぐに行動に移す。
・目の前に自分の好きな物が見えていると、それを使って何かをする。(それを使って遊ぶ)
・今、自分のやりたく無い事は、絶対にしない。目の前に、自分の嫌いな物が見えるとそれを避ける。
③見通しがある時の行動
一方で頭の中に見通しがあると話は変わってきます。
「服を着る→テレビを見る」という見通しが頭の中にあるとすぐに服を着替えて、自分の好きなTVを見ようとするんです。
子どもって素敵ですね。
これからもスカフォルズでは、見通しを立てる事で、お子様の「分かる‼」と「自分でやる!!」が増え安心した気持ちでセッションに取り組んでもらえる様、努めていきたいと思います。
お子様の発達に関する事で気になることやご相談などありましたら、お気軽にスカフォルズまでお電話下さい。
Comments