誰もが知っている神経衰弱は、大人も子どもも楽しめるカードゲームです。
今日は、セッションの中で取り入れている神経衰弱についてご紹介します。
スカフォルズでは、より模様や色の違いが分かりやすい絵のカードを使って行っています。
カードをめくってみる→何が描かれているのかを声に出す→場所と模様や色を覚える
記憶力の向上を目指した療育です。
でも、なぜ、神経衰弱というゲームをするのでしょうか⁉
『ワーキングメモリーを使うゲームの特徴とは』
まさに、神経衰弱は、ワーキングメモリーを使うゲームです。
ワーキングメモリーとは、頭の中の勉強机、作業台といったもの。ワーキングメモリーをコントロールしている脳の場所は、前頭前野(ぜんとうぜんや)で、それは、「何かをしようと計画を立て、それに必要な様々なことを一時的に覚えておく記憶」です。
『脳を鍛える!!ワーキングメモリーの強化』
この短い時間で少しのことを記憶してそれを実行なり、発言なりに変えてアウトプットすることは、とても大切な事です。それを楽しく鍛えることができるのが神経衰弱というゲームになります。
構造的には、きっとトランプの裏面をひっくり返して、もう一枚をひっくり返して当たらなければ、また、それぞれは裏面になり、次に以前ひっくり返して表面の絵柄を知っているものと同じ絵柄のものが出てくれば「以前にひっくり返したことのあるトランプだ。」と、場所を思い出してそれを選ぶことになります。
つまり、「一時的に必要な情報を覚えておくことを、練習すること」です。
一つ一つ、しっかり遊びの中に根拠のある物を取り入れながら、これからも進めていきたいと思います。
お子様の発達で気に関することで、気になることやご相談などありましたらお気軽にスカフォルズまでお電話ください。
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