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執筆者の写真スカフォルズ 滝谷

【法改正】支援の5領域:丁寧な見極めで必要な支援を

更新日:2024年4月19日

ご入学、ご進級おめでとうございます。


新年度に入り、新しい環境にソワソワ、ワクワクしている子ども達。園や学校での出来事を嬉しそうに支援者に教えてくれる場面も多く目にします。

大きな環境変化に不安が高まったり気分が落ち着かない時期でもあります。この時期は特に、セッションの中で気持ちを発散させたり、寄り添う時間を設けています。


さて、三年に一度行われる法改正で、新たに児童発達支援と放課後等デイサービスにおいては、各事業所にてひとり一人の利用児に対して下記の5領域全てを含めた総合的な支援を支援計画等に明確にし、包括的に且つ丁寧に発達段階を見ていくことが定められました。


新たに定められた支援の5領域

① 健康・生活

② 運動・感覚

③ 認知・行動

④ 言語・コミュニケーション

   ⑤ 人間関係・社会性



スカフォルズではこれまでも様々なアセスメントに基づいた支援を丁寧に行ってきました。これからもひとり一人の子どもの「今」を丁寧に見極め、ニーズや状況に合わせた支援を柔軟に提供し、保護者の皆様に対しても丁寧でわかりやすい説明を心がけます。


過去のブログで、「認知・行動」「言語・コミュニケーション」については沢山ご紹介していますので、今回は「健康・生活」「人間関係・社会性」「運動・感覚」についてご紹介します。



《健康・生活》

靴や靴下の着脱、挨拶、持ち物の整理整頓、ファスナー、お箸やスプーン、傘をたたむ、絵カードを見てトイレに行く、歯科通院の前に病院の絵本などで不安を和らげる、身の回りを清潔にする、食事動作、衣類の着脱など、基本的な生活スキルの獲得も支援の1つです。健康な生活習慣の促進や、自立した日常生活を送るための生活スキルの獲得を目指します。



人間関係・社会性

子どもにとって人間関係や社会性の広がりは、今後の育ち方に大きく影響します。

相手に感心を持つ事からはじめ、ごっこあそびでは「相手」を意識できる状況をつくり社会性を深めます。ほかにもトミカあそびで簡単なルールを学んだり、相互のやりとりからは多くのコミュニケーションが生まれます。

スカフォルズでは個別セッションが基本ですが、お子様のニーズや発達段階に応じて合同セッションも行っています。子ども自ら他者との関係性を広め深めていけるよう、気づきや行動のコントロール、自己理解に繋げることを支援者は狙いとして支援します。それは、相手の言動の意味がわかり、自分の感じていることを適切な場面で適切に表現できるようになると毎日がうんと楽しくなるからです。



運動・感覚

姿勢と運動・動作の基本的技能の向上や保有する感覚を十分に活用できるよう、遊びを通して支援します。

ボディイメージや協応運動能力をアップさせるためのあそびや課題を提供したり、感覚の活用と感覚情報の処理の意識づけを促します。また、トランポリン、ボールあそび、バスケットボール、風船あそび、縄跳びなどの粗大運動、シール貼りやペグ刺し、ハサミ、色塗りなど様々な微細運動も取り入れ、こどもの「あそび」の中に支援者のフィードバックを通じてお子様への「計画した支援」を行っています。




1つの活動の中にたくさんの狙いがあり、どこに重点を置くのかはそれぞれ違います。

今、その子に芽生えてきていることを丁寧に見極め、必要な支援を行う。これぞスカフォルズの個別セッションの強みです。


型はめ視点ではなく「持っている力(その子らしさ)を発揮できるように導く」というガイド視点で取り組みます。段差が高くて自分では上がれないお子さまも段差を薄くスライス(スモールステップ)すれば自分で登っていくことができます。スライスは何枚あってもいい。到達すればそれは間違いなくその子自身の力であり、次へと繋がる成功体験となるのです。


お子様の発達に関する事で気になることやご相談などありましたら、お気軽にスカフォルズまでお電話下さい。



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