・嫌いな場や遊んでいるときに弟妹をたたいてしまう
・食事中に遊んでしまう
・着替えのときにふざけてしまう……などなど
お子さまの『困った行動』に悩まされる親御さんは多いことでしょう。こういった行動がなかなか改善されないと、大人といえど途方に暮れたり苛立ってしまうのは当然のことです。
お子さまの『困った行動』にはどのような意味があるのでしょうか。
それは大きく次の3つに分けられます。
①要求「~したい」「~がほしい」
②逃避「~したくない」「~がいやだ」
③注目「ぼく/わたしを見て」「かまって」
冒頭の3つの『困った行動』を、①要求 ②逃避 ③注目 に当てはめ、それぞれの行動にどのような意味があるか考えてみます。
・遊んでいるときに弟妹をたたいてしまう
→①要求「弟妹が使っているおもちゃで遊びたい」
・食事中に遊んでしまう
→②逃避「嫌いなものを食べたくない」
・着替えのときにふざけてしまう
→③注目「ぼく/わたしを見て!」
このようにお子さまの『困った行動』に隠されたメッセージが分かると少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
お子さまのメッセージが分かれば、次はそのメッセージを『困った行動』ではなくどのように伝えてほしいかを、繰り返しお手本をやってみせてあげると良いでしょう。
ポイントは『困った行動』のときは淡々と行ってほしい行動を伝え、『良い行動』ができたときにすぐに十分に褒めることです。これを繰り返し体験すると、お子さまは『困った行動』ではなく『良い行動』ができたときに親御さんがしっかりと注目し十分に関わってくれることを学び、徐々に『良い行動』が増えていきます。
一朝一夕でお子さまの行動が激変する!とはいきませんが、お子さまとの関わりのヒントになればと思います。
お子さまの発達に関することで気になることやご相談などありましたら、お気軽にスカフォルズまでお電話ください。
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