top of page
検索
執筆者の写真スカフォルズ 滝谷

「自分らしさ」と、大人になる

更新日:2024年2月5日

小児科医の先生から、外部研修を受けました。


日常を過ごしづらい・困りごとがある、または発達障がいなど特性をもっている子ども達が大人になった時、早期療育を受けた場合と、受けてこなかった場合の差はどのように出てくるのでしょうか。




早期から療育支援を受けた場合、

①幼い時は生まれたままの特性が大きく表れます。

②生活や学習から取得したスキルを活かして環境との関わり方がスムーズに行えるようになります。

③生活や学習から取得したスキルを適切に積み重ねられた子は、生まれもった特性と共に生活ができ、大人になった時社会への参加が行いやすくなります。



では、大人になった時、社会参加や日常生活を送るために必要なスキルとは何でしょう。


適切な療育支援を受けなかった場合、大人になって困ることに、

①他者へSOSが出せない

②自分をサポートしてくれる人がいない

③自己理解ができておらず、対人関係が難しい

があります。


上記のようなことが起こらないように、

①他人に助けてもらうことを拒否しない(「できない」「わからない」と素直に言える)

②正しい自己理解ができている

③注意されたり、非難された時の行動が社会的に許容される範囲にとどまる

④適度な休憩や気分転換をできる

⑤自分らしさを発揮できる場所がある

これらのスキルが身についていると、社会参加しやすくなり、生きやすくなると言われています。


乳幼児期は生まれ持った特性に基づく行動が一番目立つ時期です。

様々なことを初めて経験し、それらが「上手くいった」経験をすると後々の警戒心が薄れます。すると、自ら経験を重ねようとするのでスキルは定着しより上達します。

また、療育で新しい経験をすると誤学習を重ねていないので支援の効果も出やすいです。療育は、遊びを通した楽しく安心できる環境でで行うので子ども本人も受け入れやすいです。


早期に支援を受けると、「上手くいく」経験が沢山でき、「やってみよう」が増えます。

経験を積むと「上達」し、できることは自ら取り組みます。

支援者とのやりとりを通して自分一人では難しいことには「教えてほしい」「手伝ってほしい」と伝えるようになります。

そうなると、「できないからしない」にはならず、いろいろなことを経験していきます。

大人になっても、他者へ必要なSOSを出せることは大切な事です。


スカフォルズでは、一人ひとりに今必要な支援を届けるために「オーダーメイド」の関わりを行います。


お子様の発達に関する事で気になる事や、ご相談などありましたらお気軽にスカフォルズまでお電話下さい。








閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comments


bottom of page