全4回行われた音楽療育の研修が終了しました。
音楽は、私たちの生活の中でとても身近にあり親しみやすいものです。
生活の一部でもある「音楽」には子どもの脳に与える3つの効果があります。
①言語能力が向上する
音楽では、様々な大きさ・高さの音・リズムや伴奏・種類の違う楽器等、何種類も耳から入ってきます。これらの複雑な音を聞き分ける力が鍛えられることで耳から入ってくる「単語」の違いも聞き分けられるようになり語彙が豊富になると言われています。
②運動能力
音楽を聴いている時は、右脳・左脳の両方が活発に働き運動能力に関わる神経経路が鍛えられる事が分かっています。音を耳で聴き、手を動かして楽器を操る事を同時進行で行います。これらの動作が刺激となり小脳の発達が促しされ運動能力の向上が更に期待できます。
③感受性が豊かになる
きれいな音色、悲しい旋律等を聴くことで脳の中の扁桃体と呼ばれる感情に関する部分が刺激され感受性が豊かに育ちます。
更に、楽器を使うことにより子どもは、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の『五感』を刺激され感覚統合の役割も果たしてくれます。
音楽療育では、音楽に合わせて楽しく楽器を鳴らす。支援者と順番に楽器を鳴らす。出来たら支援者と達成した気持ちを共感し合う。このようにお子様は音楽を通してコミュニケーションを学び社会性を獲得していくのです。
今後は、セッションの中にもより音楽を取り入れながらその子に合った内容で進めていきたいと思います。
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